こんにちは、A2　髭の設計士です。

この季節になるといつも思いを馳せる場所があります。

八ヶ岳の麓、清里高原の中に佇む　”八ヶ岳倶楽部”　自然の雑木林に囲まれたレストラン、ギャラリーです。

季節はいろいろ、春夏秋冬その時々の風景の美しさに魅了され、縁あって毎年のように訪れている場所です。

清里の春は少し遅いですが、もう少しするとこんな感じで新緑が美しい時期を迎えます。

八ヶ岳倶楽部は、俳優の柳生　博さんがこの地に魅せられて創られたもの。もう２０年以上たちますが、自分が

清里に別荘を設計する機会があって、その打ち合わせのためにお店に立ち寄ったのがきっかけで、それ以来毎年

遊びに行くようになりました。柳生さんは現在俳優業は控えめにされているらしく、ほとんどこの清里で生活

されているようです。”風景を作る人　柳生博”　という本も出版され、八ヶ岳の魅力を伝えています。

さて、ほかのGHのメンバーも書いていますが、GHでは”外構プロジェクト” なるものが進んでおります。

住宅設計に携わる私共としても、”映えるエクステリア････建物本体と外構のトータルバランス”というコンセプトのもと

建物だけでなく、周辺のエクステリアまで美しくデザインし、皆様にご提案するという気構えを持って設計をしています。

今考えると、私としては、そのきっかけとなったのがこの八ヶ岳倶楽部の　”風景を作る”　だったのかもしれません。

建築を　”風景の一部”　としてとらえた場合、住宅のエクステリアは大変重要なポイントになります。

八ヶ岳の様な大自然の中では、建物は決して主役ではなく、木々や植物、動物たちが主役です。街中の住宅地とは趣が全く違いますが、

”風景の中で人が生活を営む・・・”　という部分では、共通点もヒントもいろいろあるのでは？と思っています。