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一之舟入(京都高瀬川)と町屋
皆様こんにちは。”A2 髭の設計士”です。久しぶりのブログで本当にご無沙汰しております。
数少ないネタの中、今回は春の京都の風情も交え、”一之舟入(いちのふないり)”のお話です。
興味ある方は是非お読みください。
私は一年に二度、春と秋に京都に妻と出かけます。今年は桜の開花が早く少し時期を逃してしまった感がありますが、
4月初めに恒例通り出かけてきました。
最近の京都の旅は、いわゆる観光スポットはなるべく避け、市内の何でもない場所(ディープな場所?)に好んで
出かけることが多く、そのたびに新たな発見を楽しんでおります。”こんなところがあったのか・・・!”
”一之舟入” は結構有名なスポットの一つですが、その歴史はあまり知られていないと思います。
写真がへたくそですが、左下が一之舟入の船着き場、桜並木の続くのが高瀬川。写真上が京都を南北に貫く鴨川(かもがわ)です。
某ホテルの上階から撮った写真になります。高瀬川は昔、遠くは京都伏見(10㎞ほど下流)まで続く人力で作った運河と聞いています。
物資の輸送の為、江戸時代当初より盛んに船が往来していた時代が歴史に残っているようです。
高瀬川を数キロ下ると京都有数のお茶屋街である先斗町にたどり着きます。
上の2枚の写真は、朝7時ごろホテルを出て散歩しているときの画像。ソメイヨシノとともに、何とも風情のある雰囲気ですよね・・・。
話は少しそれますが、京都の魅力ってなんだろうと思います?漠然として、いまさらの質問かもですが・・・。
私は”歴史とともに生きる都市”という部分に惹かれます。”古いものを捨て去るのでなく利用しながら新しい文化を受け入れる姿勢”
昔も今も京都では”リノベーション”がいたるところで盛んに行われています。建物を新しく建て替えるのではなく再利用しながら生活する
スタイルが当たり前のように文化の中に根付いています。
特に市内三条周辺では”古い町屋”をリノベして、おしゃれなカフェ、レストラン、ショップなど数多く点在しています。
上の写真は、一之舟入に面した町屋の風情の一部。こんな感じの街並みが、表通りを一歩入るとあちらこちらに表れます。
早朝7時なのでお店は開店してないですが、なんとここは京都の名高い創作中華のお店です。(入ったことないけど)
さりげなく、奥ゆかしく佇んでいる有名店。京都ならではの風情で、私はそういうところに惹かれてしまいます。
一文字瓦屋根とか窓の細目(ササメ)格子とか建築的にも魅力的ですが、生活の中にそれが生きているのが大切だと改めて感じました。
・・・・・髭の設計士・・・・のつぶやきでした。