こんにちは　設計のA2です。

最近お茶室の設計に携わる機会がありました。一般住宅の中にあるお茶室ですが

お施主様の家のテーマの中心が　”普段使いのお茶室”　ということもあり

作法もろくに知らないまま、施主様に教えて頂きながら勉強しながら、少し

楽しみながらの設計でした。（設計打ち合せは結構大変でしたが・・・）

これは設計時点のお茶室部分の設計図、右の絵はお茶室から眺める光庭の完成図。

下の写真の丸窓の障子を開け放つと光庭を眺めることができます。

元来、お茶室は庭を眺めるという概念はなく、もう少し室内を暗くして、お茶席に

集中するものですが、”庭もお茶室に取り込む”という思いからこんな感じにして

解放感を少し感じて頂けるようにデザインしました。

　　　この写真は茶室から出た　”水屋”の風景です。

お茶室とは・・・・・”お客様をおもてなしする究極の室”　そんな思いで創らせていただきました。

普段の住宅設計では、なかなかこういった設計に出会うことはありませんが

お茶室の持つ”おもてなしの精神”、建築的な手法（照明・造作・伝統意匠など）

庭（外構工事）など　今後に生かせていけたら・・・　と思います。