Blog
ブログ
スマートメーターとHEMS③
こんにちは。
代表の加藤です。
今回は、「スマートメーター」と「HEMS」の関係について。
「HEMS」の導入が進み、現在は家庭内での需要状況をもとに、
電力制御で節電・ピークシフトを進める動きが先行しています。
将来的に「スマートメーター」の導入が進めば、
電力需給の状況を需給双方で細かく把握することが可能になり、
時間帯別の電気料金の設定とあわせて導入することで、
より効果的に節電・ピークシフトを促すことが可能になります。
電力需給の状況を「スマートメーター」から「HEMS」が受け取ることで、
例えば電力会社から使用量の制限をかけられた際に、
「HEMS」がどの機器を優先して使うかといったコントロールができるようになります。
家自体が状況を把握して、自動的にエアコンの温度を下げたりするなんてことも十二分にありえる話しです。
「スマートメーター」については、2014年度以降、本格的な導入を始めるようで、
料金メニューもあわせて、なるべく前倒しを進めていく方針のようです。
「スマートメーター」と「HEMS」を統合できないかとういう声もあるようですが、
将来的に、発送電分離や電力自由化が実現化する可能性を考えると、
家庭内とそれ以外を切り分けられるようにしておけば、
中部電力以外の会社が電力を供給できるように法律等が改正されたとしても、
システムだけ変更すれば良いので、対応しやすく経済的にも都合が良いとの考えもあり、
統合はない気がします。
3回にわたり「スマートメーター」と「HEMS」について書いてきましたが、
それぞれどんなものかを理解するのに役立ててもらえれば幸いです。
似たような言葉に「スマートハウス」というものもありますが、
「スマートハウス」とは、
ということについては、まだ確定したものはありません。
今後の政界・業界の流れによって定めれられて来ると思いますので、
お家の建築を考えられているかたは、アンテナは張っておいたほうがいいかも知れないですね。
それでは。